【ニュース】TikTok、クリエイターに収益を分配する新広告ソリューション「TikTok Pulse」を発表

TikTok、クリエイターに収益を分配する新広告ソリューション「TikTok Pulse」を発表

TikTokは2022年5月4日、クリエイターに収益を分配する新広告ソリューション「TikTok Pulse」を発表しました。


目次

1. TikTok Pulseとは
2. IAB NewFrontsイベントに先駆けて発表された意義
3. 今回の発表についてのコメント


※参考リンク:

Every day we see culture created on TikTok. Small moments can turn into trends that entertain and inspire us -- moments that make us laugh, think, or simply ...






1. TikTok Pulseとは

TikTok Pulseの概要は以下の通りです。

  • TikTokは、Pulseを「新しいコンテクスチュアル広告ソリューション」と呼んでおり、「おすすめ」ページを閲覧しているユーザーに提供する、最も人気のあるコンテンツの一部を収益化するための新しい方法となる。
  • 最新のビューティーハックやスタイリングヒント、スポーツの決定的瞬間、これから始まるテレビ番組まで、美容、ファッション、料理、ゲームなど12のカテゴリーのPulseを提供し、ブランドは最も関連性の高いコンテンツに隣接する形で広告を配置することができる。
  • TikTokは、Pulseが最もプレミアムなコンテンツをキュレーションし、現在プラットフォーム上でアクセス可能な「全ビデオの上位4%」に入ることを保証する。
  • 独自のインベントリーフィルターにより、Pulseは、プラットフォーム上で最高レベルのブランド適合性が適用されている検証済みのコンテンツに隣接して表示される。サードパーティのブランド適合性検証やビューアビリティ検証など測定ツールにも対応し、広告主がキャンペーンの影響を分析し理解する機会と透明性を提供する。
  • 初期段階では、少なくとも10万人のフォロワーを持つクリエイター、著名人、パブリッシャーが対象となる。TikTokは、Pulseからの広告収入の50%を認定クリエイター(著名人、パブリッシャー)と共有する。
  • 広告主がPulseに参加するための予算条件などは現時点では不明。
  • Pulseは6月に米国でスタートする見込み。また秋には、他の国にも対象が広げられるとしている。



2. IAB NewFrontsイベントに先駆けて発表された意義

今回の発表は2022年5月2日から5日まで開催された2022 IAB NewFrontsイベントに先駆けて発表されたものです。IAB NewFrontsは、ネット広告業界団体Interactive Advertising Bureau(インタラクティブ・アドバタイジング・ビューロー)が主催するイベントで、メディアバイヤー企業がメディアやエンターテインメント大手企業から提供される最新のデジタルコンテンツにいち早く入手できる世界最大のデジタルコンテンツマーケットプレイスです。プラットフォーム各社はここ近年はこのイベントに合わせて最新のプロダクトや機能をショーケースする傾向にあります。今回TikTok Pulseがこのイベントに当ててきたのは、明らかに大手広告主のTV広告予算を狙ってきたためと言われています。




3. 今回の発表についてのコメント

TikTok Pulseに関しては、いくつかのコメントがありますので、以下に列挙します。

  • これまでTikTokのクリエイターへの報酬は、動画の人気度に応じて一部のユーザーに支払われる「TikTokクリエイターファンド」が中心でした。しかし、クリエイターからは、このプログラムからの報酬は少額で、持続的な収入源を得られないという声も挙がっていました。結果、YouTubeやInstagramと同等の収益化プログラムをロンチするに至ったというのが経緯なのかと思います。
  • 上位5%の動画コンテンツを対象にしたYouTube SelectやFacebookインストリームリザーブなど、大手広告プラットフォーム各社は大手広告主をターゲットしたリザーブド広告を既にメニューに入れています。そういう意味では今回のTikTok Pulseは特に斬新な取り組みということではなく、むしろ遅れての参入かもしれませんが、TikTokは現在、非常に勢いがありますし、条件を満たすクリエーターにとっては特別な理由がない限りは参加する意義はあると思われるので、クリエーターが参加し、広告主予算が付くことで、TikTok、クリエーター双方にとって早期にマネタイズを実現するのではないかと思われます。
  • 言うまでもなく、TokTokがブランド適合性の担保、そしてコンテンツと広告の関連性の担保がキーとなるので、その点についてはプログラムがスタートしてからの評価に注目していきたいと思います。




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