【ニュース】Google 広告、「コンバージョン値のルール」機能を追加

Googleは2021年8月19日(木)にコンバージョン値のルール機能が、今後数週間にわたって検索、ショッピング、ディスプレイ全体のレポートまたはスマート自動入札で使用できるようになると発表しました。


※参考リンク:

August 19, 2021Not all conversions are worth the same—some are more valuable than others. Accurately expressing this value can help you optimize campaigns an...


目次

1. コンバージョン値のルールとは
2. コンバージョン値のルールの設定方法
3. コンバージョン値のルールの注意点
4. コンバージョン値のルールのレポートデータ






1. コンバージョン値のルールとは

コンバージョン値のルールは、一定のルールに基づきコンバージョンの価値を調整できる機能です。それによりビジネスに即したコンバージョン値をレポートに反映させたり、価値ベースのスマート自動入札を使用している場合は、自社にとって価値の高いユーザー層のコンバージョンを増やすようにリアルタイムで最適化を働かせたりすることができます。


コンバージョン値のルールでは、以下の3つの条件に基づいて値を調整できます。

     

  1. デバイス
     

  2. 地域
     

  3. オーディエンス(自社所有のオーディエンス リストと Google のオーディエンス リストを使用可能)




2. コンバージョン値のルールの設定方法

以下は、コンバージョン値のルールの設定手順です。Google 広告管理画面の「ツールと設定」から「コンバージョン」を選択します。


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「価値のルール」を選択し、「コンバージョン値のルールを作成」を選択します。


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メインの条件を「デバイス」「地域」「オーディエンス」の中から選択します。


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予備の条件を利用することで、さらに条件を絞ることができます。予備の条件は必須ではないため、設定しなくても問題ありません。設定した場合は、メインの条件に加えて、予備の条件にも該当するANDの場合のみ、コンバージョン値が調整されます。


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値の調整で、調整額を決めます。「追加」または「乗算」が選択できます。「追加」の場合は、0よりも大きい値を元のコンバージョン値に加算します。「乗算」の場合は、0.5~10の値で基のコンバージョン値を乗算します。


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メインの条件と値の調整を設定すると、画面右上に設定のプレビューが表示されます。問題なければ、「保存」を選択し完了です。


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3. コンバージョン値のルールの注意点

以下は、コンバージョン値のルールを利用する際の注意点です。

     

  1. コンバージョン値のルールで指定するメインの条件の種類は、アカウント内ですべて同じものにする必要があります。たとえば最初に作成したルールのメインの条件が「地域」の場合、2つ目以降に作成するルールのメインの条件も「地域」にする必要があります。
     

  2. サブの条件(任意)の種類も、指定する場合はアカウント内ですべて同じものにする必要があります。たとえば最初に作成したルールのサブの条件が「オーディエンス」の場合、2つ目以降に作成するルールのサブの条件も「オーディエンス」にする必要があります。
     

  3. コンバージョン値のルールで使用している条件の種類を変更するには、既存のルールをすべて削除し、条件の種類を新しいものに統一したルールを作り直す必要があります。
     

  4. サブの条件を指定する場合、メインの条件と同じ種類の条件は使用できません。たとえばメインの条件が「地域」の場合、サブの条件を「地域」にすることはできません。
     

  5. 1つの条件に対して複数の項目を指定した項目は OR 扱いとなります。たとえば地域の条件で「東京都」と「埼玉県」を指定した場合、ユーザーの所在地がどちらであってもルールの適用対象となります。


以下は、1人のユーザーが複数のルールの条件を満たした場合の扱われ方です。


地域のルール

地域の指定が厳密な方のルールが適用されます。たとえば日本のユーザーを対象とするルールと、埼玉県のユーザーを対象とするルールがある場合、埼玉県のユーザーを対象とするルールが適用されます。


オーディエンスのルール

オーディエンスの種類に応じて、アトリビューションの場合と同様の序列が適用されます。順序は次のとおりです。


  1. カスタマー マッチ
  2. リマーケティングおよび類似ユーザー(Google 広告と YouTube を含む)
  3. アフィニティ カテゴリおよび購買意向の強いオーディエンス
  4. 詳しいユーザー属性オーディエンス

たとえばカスタマー マッチ用に作成した自社の顧客リストを対象とするルールと、リマーケティング用に作成したすべての訪問者のユーザーリストを対象とするルールがある場合、カスタマー マッチを対象とするルールが適用されます。


デバイスのルール

デバイスのカテゴリは互いに重複しないため、デバイスのルールが複数同時に適用候補となることはありません。


※参考リンク:

Conversion value rules let you adjust conversion values to record their relative value to your business based on conditions, such as location, device, and cu...




4. コンバージョン値のルールのレポートデータ

コンバージョン値のルールによって調整された数値はレポートに反映されます。レポートの「分類」機能を利用することで、コンバージョン値のルールに関する詳しいデータを確認できます。


コンバージョン値のルールに関するデータの分類表示

Google 広告のキャンペーンページにて、「分類」>「コンバージョン」>「値のルールの調整」の順で選択すると以下の内訳が表示されます。


  • 元の値(ルール適用あり): コンバージョン値のルールが適用されたコンバージョンの、ルール適用前の価値の合計
  • 元の値(ルール適用なし): コンバージョン値のルールが適用されなかったコンバージョンの価値の合計
  • オーディエンス、地域、デバイス: コンバージョン値のルールの適用で生じた調整額(差額)の合計


「元の値(ルール適用あり)」と「元の値(ルール適用なし)」と各種ルールによる調整額(「オーディエンス」「地域」「デバイス」)をすべて合計したものが、発生した価値(コンバージョン値)の合計になります。「元の値(ルール適用あり)」と「元の値(ルール適用なし)」のみを合算すると、ルールによる調整を加える前のコンバージョン値の合計が得られます。


※参考リンク:

コンバージョン値のルールを活用することにより、ビジネス内容に応じたコンバージョンの価値(コンバージョン値)をより正確にデータに反映す


コンバージョン値のルールは、2019年のGoogle Marketing Liveで紹介のあった機能です。今後数週間でアカウントに反映されるということなので、反映され次第活用していきたいですね。





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