【連載】広告運用者のためのGoogle データポータル活用講座 第5回:理想進捗率など、日々の運用に便利な項目・設定方法 ~後編~

広告運用者がBIツールを導入し、広告パフォーマンスを管理・分析するニーズが高まっている中、Google データポータル(旧:Google データスタジオ、以下、データポータル)は無料で利用できる点もあり、注目を集めています。


本連載では、広告運用者が広告を運用するにあたって便利なデータポータルの機能やダッシュボードを使ったレポートのサンプル、分析方法、ダッシュボード作成の際のコツなどを紹介します。


前回は、理想進捗率などをデータポータルに反映したレポートサンプルと活用方法について触れました。本記事では、それらの項目をデータポータルへ追加する方法について紹介します。


※参考リンク:

広告運用者がBIツールを導入し、広告パフォーマンスを管理・分析するニーズが高まっている中、Google データポータル(旧:Google データスタジオ、以下データポータル...


目次

1. 2種類のデータソースの用意
2. データの統合
3. 計算フィールドの作成
4. おわりに




2種類のデータソースの用意

前回紹介したレポートを作成するためには、まず2種類のデータソースを用意します。


一つ目は広告データです。以下はサンプルです。今回は日別キャンペーン別数値を用意しています。広告グループ別など別の視点でも作成できるため、目的にあったデータソースを用意する必要があります。


広告データ(※クリックで拡大※)


二つ目は「昨日の日付」「経過日数」「残日数」「今月の予算」「今月の目標コンバージョン数」の項目を記載したスプレットシートを用意します。以下はサンプルです。


計算用データ(※クリックで拡大※)


昨日の日付は「=TODAY()-1」で計算しています。

経過日数は「=DAY(TODAY())-1」で計算しています。

残日数は「=EOMONTH(TODAY(),0)-TODAY()+1」で計算しています。

今月の[予算]と[目標コンバージョン数]は手入力します。




データの統合

2種類のデータソースは「昨日の日付」をキーとして結合します。以下はデータの統合イメージです。


※クリックで拡大※


データの統合機能については以下をご参照ください。


広告運用者がBIシステムを導入し、広告パフォーマンスを管理・分析するニーズが高まってきている中、Google データポータル(旧:Google データスタジオ、以下データポ...




計算フィールドの作成

作成した混合データを利用することで、以下項目の追加が可能です。レポートサンプルでは、以下項目をスコアカードとして追加しました。※赤字は計算式


  1. 【今月の予算】AVG(今月の予算)
  2.  

  3. 【今月の目標コンバージョン数】AVG(今月の目標コンバージョン数)
  4.  

  5. 【目標CPA】AVG(今月の予算)/AVG(今月の目標コンバージョン数)
  6.  

  7. 【予算進捗】SUM(コスト)/AVG(今月の予算)
  8.  

  9. 【CV数進捗】SUM(CV数)/AVG(今月の目標コンバージョン数)
  10.  

  11. 【理想進捗率】AVG(経過日数)/(AVG(経過日数)+AVG(残日数))
  12.  

  13. 【残日数の推奨日予算】(AVG(今月の予算)-SUM(コスト))/AVG(残日数)
  14.  

  15. 【コスト着地見込】SUM(コスト)/AVG(経過日数)*(AVG(残日数)+AVG(経過日数))
  16.  

  17. 【CV数着地見込】SUM(CV数)/AVG(経過日数)*(AVG(残日数)+AVG(経過日数))





おわりに

今回のケースのようにデータの構造を理解し、SUMとAVGを使い分けることで、理想進捗率などの項目を自動計算し反映することができます。


今回紹介したレポートサンプルは、当月のみの目標や予算などを表示させる方法でした。ダッシュボードを活用している場合、当月のみでなく、過去の実績値や目標値なども振り返りたいケースもあると思います。


次回の連載では、期間設定で過去の日付を選択した際に、選択期間の実績値や目標値も確認できるようにするための方法を紹介します。


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