【連載】広告運用者のためのGoogle データポータル活用講座 第4回:理想進捗率など、日々の運用に便利な項目・設定方法 ~前編~

広告運用者がBIツールを導入し、広告パフォーマンスを管理・分析するニーズが高まっている中、Google データポータル(旧:Google データスタジオ、以下データポータル)は無料で利用できる点もあり、注目を集めています。


本連載では、広告運用者が広告を運用するにあたって便利なデータポータルの機能や、ダッシュボードを使ったレポートのサンプル、分析方法、ダッシュボード作成の際のコツなどを紹介します。


広告運用者は、メディア別のコスト進捗や、KGI・KPIの進捗を日々確認していると思います。Excelでレポートを作成している場合、昨日時点の理想進捗率などは、TODAY関数やEOMONTH関数を用いて計算できますが、データポータルで現在用意されている関数では同様の計算ができません。


本連載第4回と第5回では、「理想進捗率」など日々の運用において用意しておくと便利な項目と、それらをデータポータルに反映する方法を紹介します。

目次

1. データポータルで反映すると便利な項目とサンプル
2. 本レポートの活用方法
3. おわりに




1. データポータルで反映すると便利な項目とサンプル

以下は、今回紹介する理想進捗率などの項目を反映したレポートサンプルです。レポート上部のスコアカードの項目が対象です。


図内右下のデータポータルを選択することで、遷移します




今回紹介する仕組みで追加した項目は、以下です。具体的な設定方法は次回の連載(第5回)で詳しく解説する予定なのでお楽しみに。


  • 今月の予算
  • 今月の目標コンバージョン数
  • 目標CPA
  • 予算進捗
  • コンバージョン数進捗
  • 理想進捗率
  • 残日数の推奨日予算
  • コスト着地見込
  • コンバージョン数着地見込




2. 本レポートの活用方法

先ほど挙げた項目をデータポータルに反映することで、以下のような活用ができます。


KGI・KPIの確認

複数の広告アカウントを運用している場合、「今月の予算」や「今月の目標コンバージョン数」など、ふと失念してしまうこともあると思います。また、複数人で広告運用を行っている場合、レポートに予算やKGI・KPIを表示させることで、他者と共通認識を持つことが可能です。KGI・KPIは、視認性を高めるためにも、スコアカードで表示するのがおすすめです。KGIは目標コンバージョン数に限らないため、目的に応じてコンバージョン値やROASなどを反映する必要があります。


進捗率の確認

「予算進捗」「コンバージョン数進捗」「理想進捗率」では、昨日時点の実績値と理想値を比較することで、進捗が早すぎたり遅すぎたりしていないかを確認しやすくなります。


日々の入札調整に利用(残日数の推奨日予算)

[残日数の推奨日予算(本日以降の1日あたりの推奨コスト)]を反映することで、直近のコストペースと比較して、想定通りに進んでいるかを確認しやすくなります。そのため、日別数値のグラフも同じレポート内に表示しておくことで、[残日数の推奨日予算]と[実際に使用している直近の日別コスト]の差を確認しやすくなります。


着地見込の確認

「コスト着地見込」「コンバージョン数着地見込」を表示することも可能です。現状のペースで進んだ場合、月末どの程度で着地するかを把握したい場合に活用できます。


日報の代わりに使用可能

データポータルには、メール配信スケジュール機能があるため、指定したメールアドレスに任意の頻度や時間でレポートを自動送付することができます。その機能を活用することで日報・週報・月報の代わりとして利用することも可能です。また、自動送付しない場合でもレポートの閲覧権限を共有することで、関係者は最新のレポートを確認しやすくなります。




3. おわりに

今回紹介したレポートを作成することで、必要な項目が計算された状態でレポートに反映されるため、広告運用者は別途計算する手間を省くことができます。


次の連載では、本記事で紹介したレポートサンプルの作成方法について紹介します。


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