【ニュース】Google、最適化案の自動適用機能を発表



2021年4月14日、Googleは最適化案を自動的に適用する機能を追加したと発表しました。本機能にオプトインしたGoogle 広告アカウントでは、運用者が最適化案を自らチェックせずともGoogleが推奨する設定が自動的に適用されるようになります。本記事では、最適化案の自動適用機能の詳細について説明します。


※参考リンク:

You can now opt-in to apply a certain subset of recommendations automatically to your account, which can improve your account performance and save time. Auto...




目次

  • 最適化案のアップデートの流れ
  • 最適化案の自動適用の詳細
  • 実際に自動適用にすべきかは吟味が必要






最適化案のアップデートの流れ

Googleは近年機械学習による自動化や最適化を重要視しており、数々のアップデートを行ってきました。パートナープログラムでもパートナー要件では最適化スコアが重視されていて、Googleが推奨する設定をいかに適用しているかを重要視する流れがありました。


※参考リンク:

Google Partner ステータスを取得するには、まず無料の Google Partners プログラムに登録する必要があります。 Google Partner ステータスを獲得するには、自



今回の最適化案自動適用のアップデートについて、Googleは以下のように述べています。

we’ve been looking at ways for businesses to move faster — by quickly taking action based on recommendations from our real-time insights, powered by machine learning. To achieve this, we’re taking automation one step further, giving marketers an option to “opt-in” to automatically apply certain campaign and performance recommendations. This means that every time our algorithms detect an opportunity to improve a campaign, brands can implement these recommendations instantly, enabling them to be fast and helpful for their consumers and save time.
(機械学習を活用したリアルタイムのインサイトからの最適化案に基づいて迅速に行動を起こすことで、ビジネスをより迅速に進める方法を検討してきました。これを実現するために、自動化を一歩進め、マーケティング担当者が「適用」することで、特定のキャンペーンやパフォーマンスに関する最適化案を自動的に適用できるようにしました。これにより、当社のアルゴリズムがキャンペーンを改善する機会を検出するたびにこれらの最適化案を即座に実行することができ、消費者にとって迅速で有益な対応が可能となり、時間を節約することができます。)



※参考リンク:

Introducing new tools and solutions for the more complex customer journey: the Insights page in Google Ads and auto-applied recommendations.


最適化案を利用すると、掲載結果を改善したり、変化し続ける市場で新たな機会を発掘したりするのに役立ちますが、最適化案を確認して導入するには時間がかかると意見があったことから、より効率よくキャンペーンを最適化できるよう、最適化案を自動的に適用する機能を追加したのだとGoogleは説明しています。



最適化案の自動適用の詳細

最適化案の自動適用を有効にすると、新しい最適化案が利用できるようになった際に希望する最適化案が自動適用されます。


自動適用に含まれる大項目は「入札と予算」「キーワードとターゲティング」「広告と広告表示オプション」の3つに分けられ、アカウントに当てはまる項目をいくつでも選択できます。この設定の変更や無効化はいつでも行えます。以下で実際に適用できる項目を記載します。



※参考リンク:

You can now opt-in to apply a certain subset of recommendations automatically to your account, which can improve your account performance and save time. Auto...


入札と予算(6つの中から、いくつでも選択可)

  1.  目標コンバージョン単価を使って広告費用対効果を上げましょう
  2.  「コンバージョン数の最大化」を使って、広告費用対効果を改善しましょう
  3.  目標インプレッション シェアを使って、広告費用対効果を改善しましょう
  4.  拡張クリック単価を使って、広告費用対効果を改善しましょう
  5.  「クリック数の最大化」を使って、広告費用対効果を上げましょう
  6.  目標広告費用対効果を使って、広告費用対効果を改善しましょう



Image:Google 広告ヘルプ




キーワードとターゲティング(9つの中から、いくつでも選択可)

  1.  除外キーワードを追加
  2.  Google 検索パートナーを使ってリーチを拡大しましょう
  3.  広告配信に使われていないキーワードを削除しましょう
  4.  競合する除外キーワードを削除する
  5.  ターゲットの拡張を使用
  6.  既存のキーワードを基にフレーズ一致や部分一致のパターンを追加しましょう
  7.  重複するキーワードを削除しましょう
  8.  新しいキーワードを追加しましょう
  9.  動的検索広告の作成



Image:Google 広告ヘルプ




広告と広告表示オプション(2つの中から、いくつでも選択可)

  1.  広告のローテーションを最適化しましょう
  2.  レスポンシブ検索広告を追加しましょう



Image:Google 広告ヘルプ



なお、自動適用した場合に必ず行うことの1つに「履歴」のチェックがあります。履歴にはすべての変更点が表示されていて、最適化案がいつ何回適用されたかを確認することができます。


Image:Google 広告ヘルプ





複数人で運用している場合、ご自身や組織内の誰かがこの最適化案の自動適用を選択していないかどうかを確認する必要が生じます。選択した場合はもちろんのこと、変更が自動適用されていないかにも注意し、履歴タブの確認は日常業務に組み込む必要があるでしょう。


最適化案の自動適用は時間の節約になる可能性もありますが、広告費を最適に使用できる方法が毎回適用されるとは限りません。自動適用される最適化案が、キャンペーンの目的にプラスの影響を与えるものであるか確認が必須であるため、実際どれほど時短になるかはアカウントによって異なることが予測されます。



実際に自動適用にすべきかは吟味が必要

Google 広告はヘルプページにて以下の成功例を紹介し、最適化案の自動適用がどのように時短とコストパフォーマンスに優れているかを説いています。

デジタル代理店の Titan Growth は、アカウント管理にかける時間を減らし、顧客の目標到達プロセス全体の戦略にかける時間を増やしたいと考えていました。同社では最適化案を自動的に適用することで、マーケティング担当者 1 人あたり、週 2~3 時間を節約できるようになりました。Titan Growth の有料メディア責任者である Rita Stanley 氏は次のように述べています。「最適化案を利用することで、チームは日々の最適化業務から離れて顧客の戦略や新しいキャンペーン タイプに専念できるため、顧客とコミュニケーションを取る時間が増え、ビジネスの拡大に集中できるようになりました。」



※参考リンク:

2021 年 4 月 14 日最適化案を利用すると、掲載結果を改善したり、変化し続ける市場で新たな機会を発掘したりするのに役立ちます。その一方で、最



Googleは最適化案の自動適用について、「アカウントのパフォーマンスを向上させ、時間を節約することができます」と実例とともに述べていますが、最適化案の中にはアカウントのパフォーマンスを向上させないものも多く確認できると思います。そのため多くの広告代理店や広告主では自動適用に慎重になるのではないかと推察します。

Googleは最適化案の自動適用によって予算が増えることはないとしており、自動適用後も最適化案のページを引き続き確認し、予算がパフォーマンスを制限していないことを確認するよう推奨しています。


このように勝手に予算が増額されてしまうということはありませんが、入札戦略は変更されることも起き得るので、履歴で確認する必要があるでしょう。

コロナ禍を機に一層加速した人々の行動の変化は、容易には予測できないものがあるため、広告主も消費者もこれまで以上に多くの助けを必要としているという考えから、近年の最適化案やスマート自動入札のアップデートを重ねてきたと述べられています。


消費者の意思決定はますます複雑になり、これまで以上に多くの選択肢や検討事項があるなかで、消費者に迅速に対応するには最適化案のチェックですら遅く、機械学習が「こうすべき」と判断した段階で変更を加えるべきだとGoogleが考えていると分かります。


Googleはユーザーへの適切でタイムリーな広告の表示を行うために、運用者が細かな情報がなくともインサイトを得られるよう、インサイトページを開設したり、自動化に任せたりするような機能の提供をしたりなど、「リアルタイムの洞察からの推奨事項に基づいて迅速に行動を起こす」ための知見とツールの提供を行っています。


この自動化の流れを把握しつつ、アカウントにとって適切な機能かどうか見極めていきたいですね。




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