【ニュース】モバイルマーケティングプラットフォームAppLovinがAdjustを買収

2021年2月3日、AppLovinはモバイルアプリ向け計測プラットフォームであるAdjustの買収にあたり、両者との正式な合意に至ったことを発表しました。

同日、AdjustもブログでAppLovinグループの一員となることを発表しています。

※参考リンク:

グローバルテクノロジープラットフォームAppLovin は、この度モバイル 計測市場のリーダー Adjust を買収することで合意しました。Adjustは自社ブランドと文化を維持し...

AdjustはAppLovinグループの一員として、モバイルマーケティングの未来を共に築いていきます。


目次

  1. 直近数年間のAppLovinの動向
  2. AppLovinとAdjustが共感するミッション
  3. 買収による変更点
  4. この買収で期待されること




1.直近数年間のAppLovinの動向

AppLovinは過去3年において、SDK管理プラットフォームであるSafeDKやMAXも買収しており、デベロッパー向けのテクノロジーツール拡大や、収益の向上、マーケティング、分析のサポートを行ってきました。

※参考リンク:

AppLovinは本日、イスラエル発のSDK管理プラットフォームであるSafeDKの買収を発表しました。デベロッパーはSafeDKを利用することによって、セキュリティとブランドセー...


AppLovin (https://applovin.com), a comprehensive mobile gaming platform, announced today it has agreed to acquire MAX Inc. (https://maxads.io), a lead

この2社の買収により、AppLovinはブランドセーフティ・セキュリティの自動化やヘッダービディングを統合してデベロッパーに提供することが可能となり、「世界のモバイルアプリ市場を成長させる」というミッションをより推進する結果につながりました。


2.AppLovinとAdjustが共感するミッション

AppLovinが買収したAdjustはユーザーの行動分析や広告の効果測定、アドフラウド防止機能などのソリューションを提供している企業です。

Adjustがブログで発表した声明の中で、CEOのChristian Henschel氏とCTOのPaul H. Müller氏は次のように述べています。

2012年にAdjustを設立した際、私たちは「アプリ開発者がキャンペーンの真の価値を把握できるように支援したい」というシンプルな目標を掲げていました。しかし、時間の経過とともにその目標は拡大し、アプリ開発者がROIを最大化できるよう支援することに焦点が移りました。そして、これまでの経験と実績を踏まえ、すべてのアプリ開発者がビジネスを成長させ、新たな高みとパフォーマンスレベルに到達できるように、「アプリ開発者の成長エンジンとなる」ことを目標に掲げることにいたしました。


Adjustは2020年にエコシステムに対応するためのソリューションを数多くリリースしてきました。また、今回の買収はAppLovinの「アプリのエコシステムを促進させる」というミッションにAdjustが共感し、合意に至っています。このことからも、今後さらに両企業が公平なマーケティングツールの革新を推進していく動きがみられるのではないでしょうか。

※参考リンク:

最新リリースを含むAdjustの2020年の取り組みをデータで振り返ります


3.買収による変更点

今回の買収後も、Adjustは自社ブランドと文化を維持し、独立した会社として運営を継続することを発表しています。また、パートナシップによる中核となる製品の提供に変更はないそうです。

Adjustは引き続き、透明性の高いデータ提供に努め、AppLovinのもとで独立した企業として運営します。


そして私たちは、モバイルアトリビューションとアプリアナリティクスの分野で、革新的かつ中立的な存在であり続けます。今回のパートナーシップにより、同社のテクノロジースタック、SDK、その他のサービスを含むAdjustの中核となる製品の提供に変更はありません。



設定変更のアナウンスも出ていないため、今回の買収に伴いユーザー側で必要な対応は特にないようです。


4.この買収で期待されること

今後、Adjustの正確な分析データとAppLovinの持つ機械学習や予測アルゴリズムにより、将来的には統合的なプラットフォームでアプリの開発から収益化、アトリビューション計測、ブランドセーフティなどが完結するようにアプリ広告が完結するようになるかもしれません。

マーケター、広告運用者の観点で考えると、効率化や収益の向上が期待できるため、これからの動向にも注視していく必要がありそうです。

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