【コラム】Domoを活用した目標追跡・設定で社運を管理する手法とは Domopalooza 2020より

ビジネス最適化ソリューション「Domo」を提供する、Domo社が主催するカンファレンス「Domopalooza 2020」が、3月18日にオンデマンドで開催されました。


本記事では、同イベント内セッションでDomo社のBusiness OperationsのVPであるMark Maughan氏とSenior Program ManagerであるCameron Barnes氏、 Product ManagementのDirectorであるJon Sharp氏が語った「Domoを活用し目標を追跡、設定することで社運を管理する方法」について紹介したいと思います。

目次

・目標管理の課題
・目標達成の評価の指標と目標管理に重要な4つのポイント


目標管理の課題



現代社会で働く私達にとって、目標管理は企業にとっても個人にとっても重要なトピックスです。個々の目標をきちんと管理しないままビジネス全体を成長させることは難しく、ひいては社運に関わることになります。それくらい、目標管理とは侮れない重要事項なのです。それゆえしっかりと行いたいところではあるものの、Maughan氏によると、目標管理を行う上では主に以下の5つのような問題点があるとMaughan氏は語ります。


①そもそも会社に目標設定がない
②目標はあるが進捗が見えず、課題が解決されない
③整理された目標はあるが、複雑化していたり、細分化され過ぎていたりして本当の目標かどうかわからない
④常に目標があり更新されていく環境だが、管理されていない


これらが解決されれば、個人・チームの目標に貢献できており、自動的に目標を追う環境が生まれ、目標達成に向けて各々がエンジンを加速させることができます。



image:Domopalooza 2020の講演資料より抜粋


Barnes氏いわく、多くの企業は「目標はあるが積み上がったままで、解決されていない」状況にあるといいます。この場合、企業の課題と部門目標をしっかりと結びつけ、共通認識を持てる環境とそれを管理できている状態を作ることで、目標達成に向けて各々がエンジンを加速させる理想形に近づくことができます。



目標達成の評価の指標と「管理」に重要な4つのポイント



目標管理プロジェクトを推進する際、この理想形に近い状態を作り出すためには以下の2点が重要だとBarnes氏は言及しています。


◆意図するものと、達成するための行動がしっかりと紐付いた目標になっているか
◆目標の進捗を管理できているか




image:Domopalooza 2020の講演資料より抜粋



まずは「意図するものと、達成するための行動がしっかりと紐付いた目標になっているか」に関してですが、Domo社では上層の目標を下層の目標からボトムアップさせて評価できるようにOKR(Objective and Key Result:目標の設定、トラッキング(追跡)、評価を頻繁に行うこと)を採用しているそうです。


OKRならばトップダウンの意思決定にも迅速に対応できるうえ、効果があるとBarnes氏は言います。また、特に目標設定においては追跡・評価が重要なので、追跡と評価に向くOKRの観点から目標を設定・管理することが推奨されています。

次に「目標の進捗を管理できているか」についてです。タイトルにもあるように目標の進捗を管理することは目標達成のために重要であり、「進捗を管理」する際には下記の4つのポイントを意識する必要があります。


「Focus(集中)」

プロジェクト等の進行において、組織内で何が達成すべき目標なのか、何が戦略なのか、何が計画なのかを見極め、明確にします。



「Align(整列・団結)」

会社、組織内でどのくらい工数があるのか、何を優先的に進めるべきかを主に認識します。



「Track(追跡)」

プロジェクトの進行のプロセスやプロジェクト内容を追跡し、確認します。



「Evaluate(評価)」

プロジェクトの各目標の結果とそのプロセスが適切だったかを評価します。目標の進捗を管理する際にこれらのポイントを意識することで、「その次に何をするのか」をスムーズに意思決定できるようになります。





image:Domopalooza 2020の講演資料より抜粋



では実際にDomo社ではどのように4つのポイントを遂行しているのでしょうか。Domo社には各々が目標を明確にして管理するための方法を学ぶ「ゴールプログラム」があり、このプログラムのミッションは前述したOKRを用いて計測可能な状態とし、ビジネスを成功に導くという点にあります。以下では具体的な設定について紹介します。


Focus(集中)では、Domoを活用して重要な指標や数値を計測し、全社員がDomoを活用し、チームリーダーが迅速に意思決定でき、明確に戦略を据えることを重視しています。その際、顧客を育て、継続率を上げ、売上を上げ、文化として定着化させ、利益を上げることをOKRとして設定することで、目標や戦略、計画を明確化しています。


Align(整列・団結)では目標を整理しますが、Focusで決めた複数の目標や戦略、計画の一つ一つを整理する必要があるため実施項目は多々あります(下図参照)。これらを分類し、それぞれの目標に対して戦略や計画を関連付けていきます。Alignを円滑に行うためには、意思決定権を持つ人、プロジェクトを管理・リードする人、OKR設定管理に慣れた人、Domo利用者を巻き込み、一人ひとりがしっかり意識して取り組む必要があります。





image:Domopalooza 2020の講演資料より抜粋



次にAlignで整理した目標、戦略、計画が達成できているかを随時Track(追跡)します。Domoのダッシュボード上でどのようなOKRのがあるのかを理解し、モニタリングすることで追跡が可能です。その際、メンバー参加状況(Participation)、目標達成状況(Completion)、それらのインパクト(Impact)に分類することで各目標の進捗がスムーズに確認・管理できます。


最後に、各OKRが成功したのか否かをEvaluate(評価)します。下図のように各ポイントでどのようなインパクトがあったのかを理解し、OKRないしはチーム全体で成功したのかをモニタリング、評価することが重要であり、次のプロジェクトの目標設定に向けたノウハウの蓄積にもつながります。つまり、企業にどのようなOKRが存在するのかを洗い出し、各OKR(ここでは「顧客を育て」→「継続率を上げ」→「売上を上げ」→「文化として定着化し」→「利益を上げること」)のダッシュボードやカードを作成、追跡することで目標(OKR)設定の意図から行動までの順序をしっかり関連付けることが重要です。





image:Domopalooza 2020の講演資料より抜粋



会社、チーム、個人には様々な目標がありますが、それぞれのOKRを設定、管理し、追跡、評価することで結果的にビジネスが成長します。今回のMark Maughan氏、Cameron Barnes氏、Jon Sharp氏のセッションはDomo製品にフォーカスしていますが、各々が積極的に意識する/させる環境の構築にDomoは役立つはずです。


OKRでの目標の管理は、常に設定、追跡、評価を行うため、従来のKGIやKPI等よりも頻繁になります。進捗の管理が細やかにできる点はプロジェクト管理にも有効で、更にDomoで一元管理することでで評価までのサイクルを効率よく回すことが可能です。


今回はDomoで目標を管理するために必要な考え方とDomoで実現できる事を紹介しました。プロジェクトの成功に向け一丸となり、短いスパンの評価できるため参加メンバーのモチベーションも向上するのではないでしょうか。Domoの使い方も多様になってきています。今後もDomoの新しい活用方法や可能性の広がりを楽しみにしつつ、筆者自身も模索してみたいと思います。

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