【ニュース】Criteo Customer Acquisitionのベータ版 サービス提供開始

顕在層から潜在層までカバー範囲を広げるCriteo

Criteoは6月27日に実施された新製品記者発表会において、新規見込み客を獲得するソリューション「Criteo Customer Acquisition」(以下CCA)のベータ版サービスを、7月1日より提供開始することを発表しました。正式版の日本での提供は10月1日より開始され、まずは小売業種が利用対象となります。


これまでリターゲティング広告のリーディングカンパニーであったCriteoですが、2018年は、顕在顧客に対するリターゲティングだけでなく認知から獲得、継続購入までのフルファネルをカバーするコマースマーケティングのリーディングカンパニーへの展開を戦略目標に掲げています。


今回ベータ版の提供が始まったCCAは、マーケティングファネルの最初、認知・欲求フェーズにいる潜在顧客が対象。これまでリターゲティング広告において蓄積してきた膨大なデータから、ユーザーの購入・閲覧履歴や興味関心を分析し、新規見込み顧客の特定・獲得を目指すソリューションです。


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対象となるオーディエンス

CCAの対象となるのは、Criteo Marketing Ecosystemに組み込まれた月間12億人以上のグローバルアクティブユーザーのうち、広告主のサイトに訪問したことのない新規ユーザー。加えて、サイトで買い物をしたことがない休眠ユーザーも新規客とみなされます。




配信の仕組み

1.新規見込み客の特定
Criteoが保有する直近3か月のデータを使用し、ユーザーの行動履歴や購入履歴から購入する際のブラウジングパターン(特定のサイトを断続的に見るタイプなのか、様々なサイトを見て比較検討するタイプなのか)や頻繁に閲覧している商品カテゴリーなどの情報を解析し、新規見込み客を抽出します。ユーザーの商品閲覧履歴は、Googleショッピングのフィードカテゴリーレベルで特定可能です。


2.新規見込み客のスコアリング
Criteoの配信面と広告主のサイトから潜在顧客の動きや傾向のデータを収集し、広告主の商材に興味がないであろうユーザー、既存ユーザー(過去にコンバージョンしたユーザー)などを除外していきます。さらに行動履歴を使って新規見込み客をスコアリングし、スコアの高い(新規見込み客の中でも特に配信効果が高い)ユーザーから優先的にターゲティングできるのが大きな特徴です。また任意の機能として、広告主が除外したいユーザーの設定も可能です。


3.パーソナライズされた広告の配信
ユーザーが過去3か月間に閲覧・購入したプロダクトデータを収集し、新規見込み客ごとの興味・関心を商品カテゴリーレベルで特定、そのユーザーにとって興味関心の高いプロダクトカテゴリーの広告がダイナミックバナーで配信されます。




利用にあたっては、Criteoの管理画面に新しくCCAを加える形で設定できるため、リターゲティングとのパフォーマンス差を総括して確認できるのも嬉しいところです。課金モデルはCPC課金。デバイスをまたいでも確実に同じ既存ユーザーとして除外するためにUniversal Matchの実装が推奨されており、Criteo Performance Product Feed(CPPF)は実装が必須条件となっています。キャンペーンの実装は、CPPFの導入から3か月経過後に可能となります。


ニーズが顕在化している見込み客へのリターゲティング広告の配信は、短期的に見れば費用対効果が良く、広告のKPIは達成しやすいといえます。しかし認知欲求フェーズにいる潜在顧客を増やさない事には購入者が増えず、事業そのものの成長が難しくなるというジレンマがあります。


Criteoの調査によると、グローバルクライアントの64%が自社商品に興味のある新規顧客の獲得に課題を感じているそうです。本当に購入見込みの高い新規顧客のみを抽出し、それぞれに適した広告を配信できるCCAの登場により、これまで巡り合えなかった顧客、ゆくゆくはロイヤルカスタマーとなりえる潜在顧客との新たな出会いもあるのではないでしょうか。

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