Facebookのオーディエンス機能に「バリューベース類似オーディエンス」が追加

リリースが特に出ていないため正確な開始時期が不明ですが、Facebookのオーディエンス機能に「バリューベース類似オーディエンス」が追加されました(ベータ版扱いです)。


リンク(英語のみ):

Help Center
A step-by-step walkthrough of the steps required to create a value-based Lookalike Audience for your Facebook ads.



アップデートが完了しているアカウントでは [アセットライブラリ] の [オーディエンス] でページ上部にアラートが出ているようになります。




アップデートの概要

既存のソースオーディエンスのデータファイルにライフタイムバリュー(以下「LTV」)や総収入額など、バリューデータを1列追加すると、 Facebook のオーディエンス作成システがそれらの値を加味して類似オーディエンスを作成するため、類似するターゲットの特定精度をより一層高めることができるようになります。



パフォーマンスに与える影響

顧客ごとのバリューデータを追加することで完成する類似オーディエンスは従来の方法とは異なる可能性がありますので、マーケティングファネルの下方で発生するイベント(購入やROASなど)にインパクトが出せるのではないかと思います。


※ 完成する類似オーディエンスが変わる可能性があるため、広告セットのターゲットを変更すると一時的な CPA の上昇などが考えられます。



作成方法

基本的には従来の類似オーディエンスと変わらず、まずはソースオーディエンスを Facebook にアップロードし、類似オーディエンスへ派生させます。


具体的には、

  1. [アセットライブラリ] の [オーディエンス] にアクセス
  2. [オーディエンスを作成] プルダウンから [カスタムオーディエンス] を選択
  3. [カスタムオーディエンスを作成] ウィンドウで [カスタマーファイル] を選択
  4. [ライフタイムバリュー(LTV)を追加したカスタマーファイル] を選択
  5. [バリューベースカスタムオーディエンスを作成] ウィンドウ右下の [こちらからスタート] を選択
  6. バリューベースカスタムオーディエンス規約に同意
  7. 画面のフローに従ってアップロード/類似オーディエンスを作成


の順に進めます。



注意点

① バリューデータは幅広く入力する

一番バリューが高いカスタマーだけでなく、幅広いカスタマーバリューを追加します。システムはこの情報を使用して、バリューが高いカスタマーの特徴を特定し、類似オーディエンスのパフォーマンスを改善しますので、幅広い顧客のデータがないと、平均的な顧客と価値の高い顧客の差別要因を特定できない場合があります。




② 顧客の評価を入力しない

たとえば、3人の顧客がいて、それぞれの価値が $100、$10、$1 であり、1~5段階の評価システムを使用するとします。その際に、それぞれの顧客の評価を5、2、1としたデータは利用しないでください。価値が評価に比例していないため、この数字は使用できません。




③ 顧客のランキングを入力しない

たとえば、100人の顧客がいて、それぞれの価値が$200から$1,200の範囲であるとします。顧客に1から100までのランク付けを行う場合、単純に価値の高い顧客と低い顧客を比較することはできますが、”5番目の顧客の価値は6番目の顧客の倍であるが、20番目の顧客と21番目の顧客の価値の差が1%程度である” といった場合、入力された数値と実際の価値が比例しないため、ランキングの数字は使用できません。




④ マイナスの数値を入力しない

マイナスの数値が使用された行は使用できなくなります。




⑤ 通貨を統一する

入力する数値が通貨形式になっている場合、すべてが同じ通貨であること、または同じ評価に変換されていることをアップロード前に確認してください。異なる通貨の正規化は行われません。




⑤ 3桁区切りのコンマなしの正数を入力する

セントを示す小数点は使用可能ですが、その他の句読点や区切り文字は使用できず、そのような記号を含む行は使用できなくなります。




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データフィード型の広告同様、類似オーディエンスもインプットするデータの量/質でアウトプットの内容が変わりますので、実際の購入データを参考できるようになった今回のアップデートは ROAS を重視する広告主にとって大いに活用する価値があるのではないかと思います。


ソースオーディエンスの作成ハードルがやや高いように感じますが、積極的にご活用されてみてはいかがでしょうか。

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