APIを取り扱う上で考慮したいこと

登山

以前もAPIについては、その基本から、活用する上でのtips、今後予想されることについて書きました。


マーケッターが知っておくべきAPIのキホン(1/3)
マーケッターが知っておくべきAPIのキホン(2/3)
マーケッターが知っておくべきAPIのキホン(3/3)


あれからちょうど2年経ちました。


フラグメンテーションによる実施施策の増加、さらに求められる業務効率化、自動化、インハウス化を志向する企業の増加に伴い、APIの有効利用に対する意識が高まってきたように感じます。


この2年の中でもいくつかの変化があります。


①自動化の波
入札、入稿ともに、Google、Criteo、Facebookなど主要なプラットフォーマーに関しては機能の自動化が急速に進みつつあります。APIを使って、それよりも付加価値のついた機能を実装できるか、プラットフォーマー以上のデータ、シグナルをもってアルゴリズムを作り上げることができるか、というのはかなり大きなチャレンジかと思います。むしろ、プラットフォーマーの自動化をいかに活用するか、その前段階(があるとすると)をいかに効率化してプロセスを引き渡せるか、のほうが重要ではないかと思います。


②他のシステムデータの連携
データフィード活用型広告やDMP、カスタムオーディエンスなどの登場で、商品データベースやCRMとの連携を意識する必要が出てきました。システム連携においては、それぞれのシステム間でデータの仕様が違うことが多いので、システム間できちんと対話ができるように設計する能力が非常に問われるようになりました。


③新しい指標の登場
施策の増加、複雑化に伴い、新しい指標が増えたこと。ターゲティングの種類は格段に増えや粒度も細かくなりまいた。動画広告やアプリ広告などの登場で、それまで見たことがなかった指標が出現しました。何をどこまで設定すれば、取得すればいいんだろう、というのは皆、手探り状態な感じがします。私が手がけているレポーティング分野でも同様で、定点観測すべきもの、アドホックに分析すべきもの、を分けて考える必要があるように思います。


④バージョンアップの加速
感覚値ですが、広告系APIに関して言うと、メジャーまたはそれに近いバージョンアップのサイクルは、5年前と比較すると2倍の早さになっているように思います。特にAdWordsとFacebook広告。

③にも関連しますが、新しい指標が追加されただけでなく、すでにあるものと統合されたり、意味合いが変わったりということもあります。新しめのプラットフォームのAPIはさまざまな問題を内在しています。支えるシステムが脆弱だったり、データの整合性に問題があったり、サポート体制がほとんどなかったり。実にさまざまです。ですが、そこを周辺の開発者で構成される開発者コミュニティ側がむしろ主導して問題解決やワークアラウンドを見つけていくというのが主流かと思います。当然グローバルプラットフォームであれば海外の開発者とコミュニケーションするわけですから、言語面を含め、コミュニケーション能力があることが問われます。


ものの2年のうちに、これだけの大きな変化が起きていたわけです。激変と言っても過言ではありません。マーケティングとITはますます融合し、APIの活用もさらに加速することが予想されますが、マーケッターとしては、さまざまな変化を読み取り、APIを正しく、かつ継続的に活用に対する強いコミットメントをもって、業務効率化を推進することが求められるように思います。

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