クロスデバイス・リマーケティングがGDNとDoubleClick Bid Manager で可能に

クロスデバイス・リマーケティングの発表

2016年9月25日(日)、Google はクロスデバイス・リマーケティングの機能をローンチすることをAdWords Blog 上で発表いたしました。


参考リンク:New digital innovations to close the loop for advertisers


今まで、Google のリマーケティングでは、cookie 単位(ブラウザ単位)でユーザーを認識していたため、モバイルで広告主のサイトを訪れたユーザーに対して、デスクトップでリマーケティング広告を表示させることができませんでした。


今回の発表によって、下図の例のように、モバイルで広告主のサイトを訪れたユーザーに、デスクトップやタブレット上でリマーケティング広告を表示させることが可能になります。


Cross-device-remarketing


日本での対応時期は未定ですが、今後数ヶ月をかけてロールアウトする予定とのことです。


過去にもクロスデバイスへの取り組みを進めてきた

Google は既にGoogle アカウントのログイン情報を基にした、「デバイスをまたいだコンバージョン」のレポート機能を提供しており、2016年7月にこの機能の精度を高めることがアナウンスされていました。


参考リンク: Automatically counting cross-device conversions for a more accurate and complete view of performance


また、「カスタマーマッチ」機能ではメールアドレスを基にクロスデバイスにターゲティングを行うことは可能でしたが、掲載面はGoogle 検索、Gmail 広告、YouTube 広告の3つに限られていました。


このような取り組みを進めてきた背景には、ユーザーの動きが既にクロスデバイスになっていることが前提としてありますが、Facebook の影響も強いと考えられます。


Facebook 広告はログインを前提としたサービスを提供しているため、クロスデバイス・ターゲティングには一日の長があり、また、アプリとウェブをまたいだ特定のユーザーをターゲティングする精度も高いため、Google としては追いつきたかったという側面もあるかと思います。


今後のチャレンジ

今回のクロスデバイス・リマーケティングの仕様の詳細についてのアナウンスがないため、詳細については引き続きGoogle の発表を待ちたいと思いますが、おそらくGoogle アカウントのログイン情報を基にした「デバイスをまたいだコンバージョン」機能を利用したものであることが想定されます。


しかしながら、クロスデバイス以前にも、モバイルデバイス上ではアプリ面で広告主のウェブサイトに訪れたユーザーにウェブ面でリマーケティング広告を表示できなかったりしましたし、動的リマーケティング広告ではアプリ面でユーザーが見た商品履歴をウェブ面では表示できなかったりなど、まだまだ課題が多いことも事実です。


ログイン情報を基にするということでプライバシーの問題も絡むため、Google としては慎重にプロダクトの開発を進めているという印象がありますが、方向性としてはデバイスもアプリも横断してユーザーの動きに合わせた広告を開発していくことに間違いなく、今回の発表もその一環と言えるのではないかと思います。

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