YouTuber KOBASOLO氏、Satomi氏に聞く:ユーザー体験を向上させるチャンネル運営とデータドリブンな動画制作

動画というフォーマットを使ってブランドのストーリーを消費者に伝え、大きな成果を上げている広告主の成功事例が徐々に増えてきている中、日々消費者と触れ合うメディア(チャンネル)の運営についての Tips はあまり語られていません。


今回は動画プラットフォームの雄、YouTube で活躍されている YouTuber のKOBASOLOさん、Satomiさんに、どのような視点でご自身のチャンネルを運営し、動画を制作されていらっしゃるのか、第一線のプロフェッショナルのお話を伺いました。


話し手:
YouTuber KOBASOLOさん、Satomiさん


聞き手:
アタラ合同会社 中川雄大


※このインタビューは2016年6月に行われました。



YouTuberになるまで



中川:まずはお二人の自己紹介からお願いできますか。


z_KOBASOLO-sanKOBASOLO:KOBASOLOです。主にゲストを呼んでその人が歌うバックで演奏したり、自分で歌うことを中心にYouTubeで活動しています。元々音楽関連のお仕事をしていまして、10年ほど前に上京してきて、事務所に入ってユニット活動していたんです。それが5年くらい続き、ユニットを解散してソロになり、さあどうしようと2年ほどライブ活動をしていたんですが、じゃあ YouTube をやろうと。周りに Goose house というグループのメンバーが何人かいて、その方たちからお話をいろいろ伺っていました。それが2012年の中頃です。YouTube に手をつけるなら今しかないっていうことでやり始めましたね。


中川:カバーを始めようと思ったのはどういうきっかけだったんですか?


KOBASOLO:Goose house のメンバーが僕よりも先にそういうことをやっていたんです。カバー動画をたくさんアップして知名度を上げていました。なんとか自分にもそれができないかなと思って、でも彼らの後追いだと二番煎じじゃないですか。海外だとカバー動画ではあるんですが、プロのアーティストのミュージックビデオ風に録っている動画がたくさんあって、日本だとその頃はそれがまだなかったんです。


中川:たしかにそうですね。普通にカメラの前で歌っているような。


KOBASOLO:作り込んでいるものがなかったので、これがコンスタントにできたら絶対にうけるだろうなと思いまして、カバー動画を投稿し始めました。


z_Satomi-sanSatomi:私は2010年くらいから趣味でずっとカバー曲を録音していたんですが、普段から「聴きたい」と言ってくれていた友達がいたんです。その頃はYouTuberは日本ではほとんどいなかったですし、動画の保存スペースみたいな感覚でした。「誰でもアクセスできるから上げてみてよ」と言われて、最初は顔も歌詞も映さず、画像だけの動画を上げたのがきっかけで、その動画が全然チェックしていないうちに合計85万回近く再生されていました。その後、私の父と知り合いだったアタラCEOの杉原さんから「すごくもったいないよ」と激励をいただいて、「今 YouTuber といって自分が出てチャンネルを運営する方法がある」ということを教えていただいたんです。

それがきっかけになって、2013年頃から動画を作り始めました。やっぱり歌が一番好きなので歌から始めました。ダンスも2歳から習っていて、プロの振付師、舞台演出家になりたいという夢が大学生まであったので、こんなに歌がメインになるとは思っていなかったです(笑)。振付師の大会に自分の作品を出展したり、自分のダンス公演を都内で上演したりする活動をメインでしていたので、今後は YouTube でもダンスの要素をもっと増やしていけたらいいなと思っています。


中川:SatomiさんはKOBASOLOさんのようにコラボなどはあまりされていないんですか?


Satomi:時々やっていますが、自分の動画の方が多いです。私の場合だと、ディズニーソングのカバー動画がヒットすることが多いので、極力ディズニー動画を混ぜつつ投稿しています。


中川:お二人はどういった経緯で知り合ったんですか?


Satomi:このYouTube Space Tokyo でミュージック動画制作ラボという1ヶ月半の集中講義があり、7組のクリエイターが選ばれてそこで出会いました。その期間によく顔を合わせてレッスンを受けたり、コラボ企画が立ち上がったりもしました。


お二人のコラボレーション動画:




設定するのではなく、 “運営する”

中川:Unyoo.jp というメディアの特性上、事業会社でマーケティングを担当されている方であったり、広告代理店の方が多いのですが、動画が来る!と言われているものの、制作コストや時間の問題で実際に取り組めているのは実質グローバル企業が大半、という状況です。

私も動画が持つポテンシャルはある程度実感していますが、例えば Facebook でアプリをインストールさせる広告だと、動画でデモンストレーションを流すと静止画よりも圧倒的に効果的です。我々からすると、再生回数というより、見た人たちが店舗に行くなり、企業のウェブページから買い物をするなり、その後どう態度変容したかの方が重要なんです。それにはチャンネルをどう整備していくかが大事だと思っているんですが、お二人はチャンネル作りの上でどういう点に気をつけているんでしょうか。


KOBASOLO:チャンネルアートにすごくこだわります。やっぱり個人でやっているものなので、どうしてもすごくアマチュア感が出ます。個人のブランドを立ち上げる、チャンネル自体がその人自身のブランドというか、ステータスになるようにカッコつけて作っています。


中川:見せ方ということですね。チャンネルをとりあえず立ち上げましたというような企業さんだとデフォルトのままのことも多いですよね。


KOBASOLO:できることというと再生リストなど、チャンネルの構造を独自に構築していく、ということが重要です


Satomi:そういう整備がされていると、このチャンネルはアクティブだということが伝わりやすくなりますし、ぱっと見たときのサムネイルも工夫していると綺麗です。「このチャンネルの動画だ」とユーザーがすぐに分かるようにすることが大切だと思います。


中川:再生リストをきちんと作ることは、つまりユーザーの体験をよくするということですよね。見たい動画にすぐアクセスできるとか、関連性の高い動画が連続で再生できたりですとか、ユーザーが動きやすいようにしてあげると。再生リストはどのように作っていますか?


Satomi:自分の好きなように作れますが、私の場合ですと洋楽と邦楽を分けたり、ダンス、ディズニーなどと分けています。


中川:最初は再生リストをたくさん作るよりも、大まかに作って特に人気なものがあればそこから派生させる方がいいんですかね。


Satomi:もちろんたくさんある必要はないですが、この人の動画はどういうカテゴリがあるのかが一目で分かるようにした方がいいと思います。例えば企業さんだったら、CMの再生リストとか、インフルエンサーが出演しているようなもう少し親近感のある再生リストなどです。YouTube アナリティクスで再生リストごとの再生回数も見られるのですが、意外と再生リストをクリックして続けて見てくださっている人も多いです。私たちは個人なので企業さんの視点だとまた違ってきますが、YouTube に CM の動画を上げている企業アカウントが多いと感じます。

CMをゆっくり見たい人や止めて見たいという人がいるので再生回数も多いのですが、チャンネルとして運営していく目的があるとしたら、YouTube は10代のユーザーも多いので、より視聴者との親近感を重視したコンテンツを盛り込むことも大切だと思います。テレビのように毎週決まった曜日に動画をアップするチャンネルももちろんありますが、制作サイドが決めたタイムテーブル通り視聴するテレビと、自分の好きな時間やタイミングで自由に視聴する YouTube はやはり違います。例えば新商品があるとしたら、有名な YouTuber や芸能人を起用して実際に商品を使ってもらって、「これはこういうところが良い」など具体的なベネフィットをレビュー動画形式で紹介することで、より態度変容が起こりやすくなるんじゃないかなと思います。


KOBASOLO:あと、当たり前ではあるのですが、他のSNSアカウントをリンクすることも大事です。ユーザーによってお気に入りの SNS は違うはずですから、Twitter が好きな人に「Twitter アカウントもありますよ」という発信をし続けていくのは心がけています。


ユーザーとの距離を詰めていく



中川:KOBASOLOさんもカジュアルな動画だけをアップロードしているチャンネルがありますよね。


KOBASOLO:はい、本チャンネルでは載せないような、ゆるい感じの動画を載せています。


中川:例えば Facebook で動画広告を打ちましょうとなったときに、CMの素材を流用してそのまま Facebook にアップロードして使うことが多いです。テレビでリーチできない人にセカンドディスプレイとしてリーチを補完するため、というのは理屈としては分かるのですが、せっかく SNS なわけですから、もう少し芸がほしいと感じます。実際、CMの舞台裏や楽屋の映像を配信したりすると、CMより視聴回数が増えて視聴時間も延びるケースがありました。


Satomi:つまり、距離が近いことが大事なのかな、と感じます。私のチャンネルの場合だと、コメントを言ったり、「チャンネル登録してね」と呼びかけをすると、実際に登録をしてくれたり、コメントで反応してくれる方が増えて、コミュニケーションが生まれやすくなっています。


DSCF3058


中川:なるほど。KOBASOLOさんも必ず最後に入れていますよね。


KOBASOLO:そうですね、入れるようにしています。基本的に動画本編とは別でコメント用を撮影、編集しているのですが、その時間が取れない場合でも最悪文字だけは入れています。


Satomi:最近はTrueView広告でも工夫されているものがちょこちょこありますよね。最初に5秒だけ流れるときに「この先を見たい方はこのままでいてね」という一言があったりとか。


中川:最初が命というか、興味がなかったらすぐスキップされますからね。


KOBASOLO:あとはやはり、YouTube アナリティクス を使って、自分の動画をどういったユーザーが見てくれているのか確認することが重要だと思います。


中川:どういった指標を参考にしていますか?


KOBASOLO:チャンネルの中から見られているか、チャンネル外から見られているかを重要視しています。「再生場所」という項目です。パーセンテージでいうと、僕のチャンネルだとチャンネル内で再生する人って全体の再生回数の11%くらいなんです。


中川:大半は外部から再生されているんですね。


KOBASOLO:大体10?20%の間をうろついているんですが、その数字は結構高いらしいんです。僕としては常に新しい人に見てほしいので、外部からの数値が大きい方が嬉しい。といっても再生回数で割っているので、それはそうなるなという参考値程度なんですが。


中川:YouTube外のメディアでも貼り付けられますし、そういうものも入れるとそうなるかもしれないですね。Satomiさんはどうですか?


Satomi:私の場合ユーザー層ですね。ずっと男女比が半々くらいだったんですが、最近は男性が増えてきたので、今後は歌以外のコンテンツも入れて女性を増やしていけたらいいなと思っています。年代は同年代が多いので、同年代の女性に響くコンテンツをどんどん入れていこうとか、ターゲットに合わせて考えています。


中川:同年代の方が多いんですね。


Satomi:そうです。男女共に20代後半?30代前半の方が多いです。邦楽のカバーをしている人は10代の方が多いと聞くことがありますね。


KOBASOLO:僕は10代後半?20代前半が一番多いです。


中川:男女比でいうとどのぐらいですか?


KOBASOLO:僕のチャンネルは男性の方が多いですよ。最近女性ゲストばかり招いているからだと思います(笑)。


中川:それは狙って、ですか?


KOBASOLO:はい。狙ってます。女性のゲストを呼んで男性ファンを取り込む作戦です。


Satomi:YouTube のよいところは、テレビとは違って誰が見ているのかなどがある程度明確に分かるところだと思いますので、自分のチャンネルのインサイトに合わせて最適化していかないと強みを活かせませんよね。


中川:参考にする指標が多いよりもターゲットを固めた方がいいものが作れたりするんですよね。お二人の体感として、YouTubeのユーザーはこういう人たちが多いといった特性はありますか?


KOBASOLO:印象としては、Twitter のリプライでコメントをくれる人は、動画の男女比の割に女性が多いです。男性の方が多いはずなんですが、実際に Twitter などでコメントをくれるのは女性が多かったりしますね。


中川:チャンネル登録者数は男性の方が多いということは再生回数も男性の方が多いはずですけど、コメントは女性の方が多いと。女性の方がアクティブなんですかね。


KOBASOLO:もしくは、YouTubeに登録するときに、デフォルトが男性なんですよね。そのままで登録している可能性もあるかもしれません。


中川:それはあるかもしれないですね。我々としては見て終わりというのは望ましい傾向ではないので、できればアクションがほしいし、買ってほしいんですが、実際はこちらから何もしなくても自分から動いてくれる人、ブランド支持者のような人を醸成するのが一番じゃないですか。新規で買ってくれる人を見つけつつ今いるお客さんをすごく大事にしていく。実際にアクションしている人は女性が多いのであれば、企業だったら女性向けの商品を開発すべきといったことも見えてくると思うので、それは面白いですね。Satomiさんのチャンネルではそういうものはありますか?


Satomi:海外だとカバーアーティストが多いので、洋楽カバーを上手に歌う人を探している人が多いんですよね。あとは純粋に洋楽が好きな人です。これは比較的男性の方が多い気がします。女性の場合は、YouTube を日常的に見ている方が多いですね。例えば、「KOBASOLOさんのチャンネルから来ました」という方がいたり、はじめしゃちょーという有名 YouTuber が、Home Sessions というチャンネルに上がっている私の出演動画をいいね!したということで「はじめしゃちょーがいいね!してる!」とコメント欄でのコミュニケーションが生まれていて、その影響で来ていただいたりしました。特に10代の女性ユーザーは有名 YouTuber のチャンネルを多数登録している方が増えているように感じていて、先程申し上げたような流れで私のチャンネルにも登録してもらえることがよくあります。


中川:Satomiさんの感覚だと、女性はその人(≒チャンネル)を見ていて、男性はコンテンツを探しに行っているということですか。


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Satomi:そうです。Facebookページにメッセージをくれる方は、大体30代以上の男性の方が多いですね。「iTunesで曲売ってないですか」とか、「我が社で歌ってくれませんか」とか、オファーも全部 Facebook なんです。これまでテレビCMや、今後海外でも歌うんですけど、それも Facebook からで、皆さん30代以上のビジネスマンの方です。YouTube で歌を聴いて、Facebook でオファーしてくださるという流れが多いですね。


中川:YouTubeのコメント欄はちょっとオファーしにくいですよね。そういう意味でも、先ほどお話頂いた “他のSNSとも連携させる” というのは受け皿を作っておくという意味で重要ですね。お二人のチャンネルではFacebook、Twitter、Google+ など他の SNS も紐付けていますよね。YouTube だけじゃなく、Facebook や Twitter でシェアしたりしていかないと相互効果は生まれないですよね。


Satomi:そう思います。SNS全部で動画の案内をするとやはり再生回数が変わってきます。コンテンツを定期的に発信すること、つまりユーザーに向けて常に新鮮さを提供し続けることが大事だと思っていますし、仕事と YouTube を両立している私にとって今の一番の目標でもあります。最近は、企業も多く運営されているオウンドメディアをアーティスト活動に取り入れることも一つの有効な手段かなと思っています。今後は動画をはじめ、各種SNSの更新や自身の活動を一つのメディアにまとめて発信することも検討しています。


中川:それも結局ユーザーのためになりますよね。


Satomi:全部を自分なりに運営していけば、総合的なブランディングになるかなと思います。Instagram だったら視覚的にきれいな写真やおしゃれな写真を上げたりと、投稿内容と頻度を各 SNS の特徴に合わせて活用することで、色々な面からアピールできると思います。


中川:ちなみに、YouTube の動画に付くコメントって返していますか?


Satomi:私の場合は返しています。


KOBASOLO:僕も返せるものは極力返すようにしています。


中川:KOBASOLOさんお一人で対応するには数が多すぎるかもしれませんね。


KOBASOLO:そうですね。ただ、自分のコメントは載せておきます。あとは最初の方に来た質問とか、気になったものは返しています。


中川:Facebook や Twitter でも、企業アカウントではブランドイメージ等々で返信しないところも多いんですが、YouTube においてももらったコメントに対応するって必要ですよね?


KOBASOLO:当然必要だと思います。


Satomi:特に私みたいな、これから伸びていきたいチャンネルだったら絶対にやった方がいいと思います。それで距離感も縮められます。毎回コメントしてくれるユーザーも増えてきて、コメントが多くなるとアクティブな動画として認識される仕組みになっていますし、何よりコメントに返信をしないというのはファンの声を無視することになってしまうからです。


中川:仰るとおりですね。そういうところから企業へのロイヤリティが醸成されるんだと思います。



動画制作のHow to



中川:先ほど再生回数はメインではないと言ったものの、見てもらえないよりは見てもらえた方がいいに決まっているので、その辺りどう意識して撮影、制作されていらっしゃいますか?


KOBASOLO:サムネイルの顔のどアップ。魅力的な人物の顔のどアップですね。いろんな魅力があるとは思うんですけど、なるべくインパクトの強い顔のアップがよいです。それとYouTube上だとすごく流行っている「◯◯やってみた」という“やってみた動画”。クリックしたくなるような、人の心をくすぐるようなタイトル付け。この2つだけで全然違うと思います。再生回数だけを稼ぐならこの2つ、サムネイルとタイトル。それだけで十分だと思いますね。


中川:なるほど、そうなんだろうなとは思っていたのですが、やはりその2つがキモなんですね。


Satomi:本当にその2つを考えて作るだけで全然違いますね。


中川:「やってみた」以外にこういう書き方をするといいというのはありますか?


KOBASOLO:他と違う書き方をするのはいいことだと思いますが、時々あるのがおしゃれにしようとしすぎて、結局なんの動画なのかわからなくなってしまっているパターンです。タイトルなのにそれでは本末転倒なので、気取らず、自然体でユーザーと向き合うことが大切だと思います


中川:我々は特に考えて付けてしまいがちですけど、もっとラフでいいんじゃないかということですね。


KOBASOLO:はい。タイトルも動画の構成の一つとして考えるんじゃなくて、タイトルはタイトルで別で考えた方がいいと思います。


Satomi:チャンネルごとにカラーも違いますし、自分のチャンネルではうまくいかなくてもKOBASOLOさんのチャンネルではうまくいくこともあります。


Satomi:私は制作に際してYouTube アナリティクスで動画ごとの視聴者維持率という項目を参考にしています。グラフで何分まで見られているかとか、1つの動画を見ると途中でぐんと上がったり最後にぐっと下がったりいろいろな動きがあるんです。先ほどのチャンネル登録を促すコメントを最初に置いてみたときと後に置いてみたときだとどっちが見てもらえるかなどを見ています。最初に置いたときは、「最初から宣伝か」という感じで少し低いところから入ったりしたので後に置いてみようとか、次の動画に活かす指標になります。あとはグラフがところどころ上がっている箇所は戻して見られているのですが、それが映像のどこの部分かが分かるので、ここ結構戻して見てくれたんだとか、こういうエフェクトや構図が好きなんだということが分かって、多めに取り込んでみようなどと参考にしています。


参考:
視聴者維持率


KOBASOLO:あと、全体的にこの動画はうけがいいというのがあって、質問コーナーはなぜかどのチャンネルでも安定して再生されています。


Satomi:確かに皆やっていますね。


中川:事前に質問をもらってということですか?


KOBASOLO:Twitter とかで質問を募集して、ハッシュタグを付けたりします。はじめしゃちょーなんかがそれをやると、Twitter のトレンドに「しゃちょー質問コーナー」と入ります。


Satomi:海外問わず女性クリエイターで見たことがあるのが、「悩み相談コーナー」も盛り上がっていました。実際にクリエイターに自分の声が届く企画は結構人気があります。


中川:なるほど。”実際にクリエイターに自分の声が届く企画” ということは、つまりそれもユーザーとの距離の話ですよね。


Satomi:そうだと思います。最近女性クリエイターで旅の動画が増えてきていて、そこでおしゃれなお店やおいしいお店を紹介しているんです。自分が旅行するときに動画を戻して見たりできるので、旅行会社さんだったら例えばインフルエンサーが実際に行って、押さえておくべき場所や、そこで買える限定のコスメとかをシェアしたりすると女性は嬉しいと思います。


中川:チャンネル登録してくれているユーザーの属性を見て、ここが反応してくれそうだ、という企画ができますね。


Satomi:いろんなパターンがあってもいいかもしれないですよね。男性目線だったり、ファミリー層向けだったり。


中川:まさに、適切なユーザーに適切なコンテンツを作ってアプローチができればベストだと思います。それでは最後に、今後の目標があったら教えて下さい。


KOBASOLO:僕はもうちょっとチャンネルを活性化させて、個人対企業ができる、個人と企業が対等に渡り合えるようなチャンネルを作っていきたいですね。日本だとトップクリエイターが事務所に入っていて、企業と事務所のやりとりになっているんですけど、フリーでもいろいろやれるよというのを日本に浸透させていけたらなと思っています。あくまで個人として、企業にお伺いして YouTube の勉強会を開くとか、そういうことも今後はどんどんやっていきたいなと思っています。


Satomi:実は私もそうで、海外だとそういうアーティストを Independent Artist と呼ぶんですが、例えば Michelle Phan さんというメイク動画で有名な方がいて、事務所に入らずに自分がインフルエンサーになって LANCOME さんなどとタイアップして、自ら起業もされています。月額10ドルで4~5種類のコスメを毎月届けるサービスを運営されていて、米国とカナダで月に100万個以上配送しているんだそうです。そういう方がいるので、私も個として活動していけるようなYouTuberになりたいと思っています。それに向けて、まだまだですけど頑張っていきたいと思っています。


中川:期待しています。本日はどうもありがとうございました!


お二人の YouTube チャンネルはこちら:

KOBASOLOさん

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Satomiさん

スクリーンショット 2016-07-06 0.56.51

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