ニュースフィードの一連のアップデートから考察する、Facebookページ運用の考え方

2016年6月29日、Facebook がニュースフィードの仕様をアップデートしました。前回は2016年4月でしたので、およそ2ヶ月ぶりのアップデートになります。


リンク:News Feed FYI: Helping Make Sure You Don’t Miss Stories from Friends



前回のアップデートのおさらい

前回のアップデート時はこれまでより大規模にユーザーからのフィードバックを募った結果、以下の3点を変更しています。

  1. 以前は同じソース(友達やFacebookページ)の投稿が連続することを防ぐようルールを設けていたが、このルールを緩和
  2. 「友達の投稿を見逃す心配をしている」ユーザーが多いことが判明し、親密な友達の投稿をニュースフィードの最上位に配置
  3. 多くのユーザーは自分の友だちがいいね! or コメントしている投稿をそれほど楽しみにしていないことが判明し、そういった投稿はニュースフィードの下部で表示



Facebook_NewsFeed-FYI_Social-Content

画像:Facebook newsroom



詳細は こちら をご参照下さい。



友達の投稿が優先表示される仕様へ

依然「知らないうちに友達の大事な投稿を見逃しているのでは」という不安があるユーザーが多いようで、今回はそういったユーザーの不安を拭えるよう友達の投稿を優先して表示させるよう、今後数週間かけて段階的にテストしていく、と発表しています。


今回のアップデートに至った背景を、 Engineering Director の Lars Backstrom氏は以下のようにコメントしています。

“We’ve heard from our community that people are still worried about missing important updates from the friends they care about. For people with many connections this is particularly important, as there are a lot of stories for them to see each day. So we are updating News Feed over the coming weeks so that the things posted by the friends you care about are higher up in your News Feed.”


(我々は未だに「友達の投稿を見逃しているのでは」という不安の声が多いことをユーザーコミュニティで知りました。毎日のように数多くの投稿を目にし、多くの繋がりを持つユーザーにとってこれは非常に重要な問題です。だからこそ、前回のアップデートで親密な友達の投稿を最上位に表示させたように、今後数週間かけてニュースフィードをより改善していきます。)




ページに与える影響について

今回のアップデートにより、一部の Facebook ページではオーガニック投稿のリーチとリファーラルトラフィックの減少が予想されます。減少の度合いに関しては、Facebook ページにいいね!するユーザーの構成に応じて変動するため明言されていません。発表の内容によれば、「例えばリファーラルトラフィックの大部分がユーザーのシェアやコメントを介して発生しているページの場合、投稿を直接介して発生するトラフィックが多いページよりもインパクトは少ない可能性があります」とのことです。


言い換えれば、投稿のリーチにはダイレクトに影響するが、エンゲージメントが多い投稿は少なくともニュースフィードの下部にはソーシャル情報(「友達がこのページを「いいね!」と言っています」等)付きで表示されるため、そういった投稿経由で発生するトラフィックが多いページは比較的影響が少なくて済むということになるかと思います。


つまり、”投稿でエンゲージメントが得られないページは今後オーガニックのトラフィックが減少し続ける” と言えます。この状況の打開策を見出すためにも、まずは投稿のいいね!、コメント、シェア(以下アクション)を確認して頂ければ思いますが、見方が複雑ですので解説したいと思います。


まずは確認するための手順ですが、Facebookページの [インサイト] タブに移動し、左側の [投稿] を選択すると公開日時順に投稿が並んで表示されますので、確認したい投稿をクリックして下さい。クリック後は以下のような画面が表示されます。


投稿の詳細



まず、左側の青枠内ですが、いいね!、コメント、シェア、それぞれの合計数が表示されます。赤枠と黄色枠はアクションが発生した場所を示しており、赤枠は “その投稿で直接発生したアクション” を、黄色枠は “シェアされた先で発生したアクション” を示しています。


この投稿の場合は、合計のいいね!数が48、コメントが1、シェアが14となり、内訳としては以下になります。

  1. いいね!:投稿で直接発生した数 → 29 / シェアされた先で発生した数 → 19
  2. コメント:投稿で直接発生した数 → 0 / シェアされた先で発生した数 → 1
  3. シェア:投稿で直接発生した数 → 13 / シェアされた先で発生した数 → 1



この投稿に関しては、計63件のアクションを獲得したことでページのファン数を上回るオーガニックリーチをマークしています。Facebook が最終的に重要視するのは、あくまで 「ユーザーにとって有益なコンテンツなのかどうか」 ですので、一概にページのオーガニック投稿はリーチが伸びない、とは言い切れません


今回の発表では “Our top priority is keeping you connected to the people(我々の最重要事項はあなたとユーザーを繋ぎ続けることです)” とコメントされていますが、ニュースフィードの枠を勝ち取る競争が激化している今、”あなた” の対象はコンテンツ力のあるページに限定されていると認識しなければいけないと感じます。


逆に言えば、”あなた” の対象になることができればコストをかけることなく Facebook が投稿のリーチを伸ばしてくれますので、広告に頼らずユーザーの購買活動を促進することが出来るとも考えられます。公式リソース集の Facebook for Business では、『FacebookでのマーケティングはFacebookページから』というページの重要性を説いたコンテンツも準備されていますが、ページは Facebook でマーケティング活動を行う上での起点になるものです。


今後競争に敗れたページはますます淘汰されてしまいますので、Facebook ページのベストプラクティスなど参考にしながら、ユーザーからアクションを得られるページ運営を目指しましょう。

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