Twitterがウェブサイトタグをアップデート ─実装/管理が容易に

2016年3月30日(米国時間)、Twitter がコンバージョントラッキングやリターケティングリスト生成のツールである Webisite tag を、Universal website tag と名称を変えグローバルのすべての広告主に向けてアップデートすると発表しました。


リンク:Website conversion tracking and remarketing made easier and more flexible


今回のアップデートにより、コンバージョントラッキング及び Tailored Audience (テイラードオーディエンス)の管理が容易になると伝えられています。アップデート後の Webisite tag は現行のシングルイベントタグと併用が可能になっており、JavaScript でコーディングされたメールやフォームの送信ボタンなど、ページに実装されたタグとは別の特定イベントにだけ実装させることも可能になったようです。


※テイラードオーディエンスとは

Facebook のカスタムオーディエンスと非常に似たターゲティング機能で、3つの用途があります。


1) メールアドレスや Twitter のユーザー名をアップロードし、特定のユーザーのみに配信。

2) ウェブサイト訪問者に対して配信(CookieベースではなくIDベースでユーザーを特定するためクロスデバイスの配信に対応)。

3) モバイルアプリのインストールや、特定の操作を実行したユーザーに限定して広告を配信。



テイラードオーディエンスについて詳しくは こちら をご参照ください。


● 簡単な実装とメンテナンス

これまでの仕様ではトラッキングないしテイラードオーディエンスを作成する際、全てのページで新しいスニペットを生成する必要がありましたが、今後は単一タグをグローバルページのヘッダー or 各ページのヘッダーに実装させるだけでどちらの用途にも対応します。また、サードパーティーのタグマネージャーをインストールすると、ページのソースに変更を加えずに Universal website tag を利用することができます。


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Universal website tag を実装することで、これまでより多くのコンバージョンプロセスや新しいランディングページのトラッキングも可能にし、特定のカテゴリーやページビューに基づいたより具体的なテイラードオーディエンスを作成できます。作成できるテイラードオーディエンス数も25から200まで上限を増やしています。


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● 活用例

Twitter の公式ブログでは、例として以下を紹介しています。

“Let’s say that Janice runs an e-commerce jewelry store, and she wants to measure how many people are visiting her site and purchasing jewelry online. After installing the new Twitter website tag, she can create conversion events through her Twitter Ads account: one for all site visitors, and one for anyone who reaches her purchase confirmation page ? giving her the ability to track both sets of customers with just one tag.
(ジャニスという女性がジュエリーショップのEコマースを始めるとしましょう。彼女は何人のユーザーが自分のウェブサイトを訪問し、実際にオンラインでジュエリーを購入しているか計測したいと考えています。Twitter の新しいタグをインストールした後、彼女は広告アカウントでコンバージョンイベントを作成しました。1つは全ての訪問者を把握するためのイベント、そしてもう1つは誰が購入完了ページに到達したか確認するためのイベントです。アップデートされたタグは、たった1種類でこの2つのイベントを計測することができます。)


Janice can also use the universal website tag to create a tailored audience segment targeting people who have viewed jewelry on her website. She can take this a step further, and create more granular audience segments, targeting those who viewed just rings.”
(また、ジャニスは彼女のウェブサイトで誰がジュエリーを見ているかセグメントするために Universal website tag を使ってテイラードオーディエンスを作成できます。誰がジュエリーを見たかだけでなく、指輪を見た人など、より詳細なセグメントの作成も可能にします。)



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Facebook 広告を運用されたことがある方は、『Facebookピクセル』のTwitter版 とイメージして頂ければ相違ないかと思います。


● ベータ版で強力なパフォーマンスを発揮

ベータ版を利用した Bahia Principe というリゾートホテルと、SocialCode という Twitter の認定パートナーからコメントが寄せられています。

“With the upgraded Twitter website tag we have gained speed, ease, and simplicity when creating campaigns. It helps us to better understand our campaigns and provides better retargeting/remarketing campaigns with more granular audiences. Now we can track our entire domain and segment our remarketing audiences based on the offers with the most interest.”


(アップグレードされた Website tag は、導入スピード、使いやすさ、シンプルさの点で優れています。これによって我々は自分たちのキャンペーンを理解し、より詳細なリターゲティングリストを生成することが可能になりました。ウェブサイト全体でユーザーをトラッキングし、ユーザーの関心度に応じてリマーケティングリストをセグメントしています。)


– Toni Conde, Marketing Online Executive, Bahia Principe


“This new website tag makes it easier than ever to implement and adapt our strategy over time without subsequent code changes. By leveraging the website tag for Purina, we are able to set up an online remarketing ecosystem that identifies people throughout the sales cycle and cater our Promoted Tweets on Twitter accordingly in order move them along the funnel.”


(新しい Website tag は、戦略に合わせて都度コードを変更していた以前の仕様に比べ実装が容易になりました。我々はセールスサイクル全体を通してユーザーを認識してリマーケティングのエコシステムを設定し、Twitter 上でファネルに応じた Promoted Tweets を配信します。)


– Malone Sheppard, Partner Manager, SocialCode





● ユーザー側のプライバシー設定について

Twitter としてはテイラードオーディエンスをより普及させて広告を販売したいようですが、同時にユーザー側のプライバシー設定もよりシンプルにし、選択肢を作ることは重要視する意向のようで、「Do Not Track (トラッキング拒否)」のチェックボックスをオフにするだけで自身をテイラードオーディエンスから除外することができるようになっています。こちらは Twitter のヘルプセンターにて詳細が説明されていますのでご参考にして下さい。


参考:Twitterによる「Do Not Track (トラッキング拒否)」のサポート ─ヘルプセンター




● 利用開始にあたって

Universal website tag はグローバルで全てのアカウントに適用されていますので、管理画面の「ツール」タブから「コンバージョン」に移動すると確認できます。


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なお、APIアクセスは今後数週間以内の展開を予定しているそうです。




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『Facebookピクセル』のTwitter版とご紹介いたしましたが、Facebookピクセルは任意で “Standard events” という箇所を書き換えてコンバージョンポイントを意図的に設定できます(例:[View content] や [Add payment info]、[Make purchase]など)。

この方法で実装すると、訪問したユーザーがそれぞれどの階層まで進んだ(≒コンバージョンにどれだけ近づいた)のか Facebook 側で認識できますので、最適化のかかり方に差がでます。この辺りがどう作られているのか、今回の発表では記載がありませんでしたので、追加アナウンス等あればまた取り上げたいと思います!

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