Googleがメディアの収益を支援する認定パートナー制度を開始

サイト運営者向け認定パートナープログラム

Google は、2015年10月1日、メディア/パブリッシャーへ向けた支援プログラム「サイト運営者向け認定パートナープログラム」を発表しました。

リンク:
英語:Boost your business with a Certified Publishing Partner

日本語:認定パートナーと一緒にビジネスを加速しましょう

このプログラムは、ウェブサイトを運営するパブリッシャーに対して広告掲載による収益化やサイト運営の効率化などをサポートする企業を、Googleが認定する制度です。サイト運営者が認定されるわけではなく、サイト運営者をサポートする企業を認定しています。

既に専用サイトも開設されており、メディア向け、支援企業向けにそれぞれ案内が記載されています。

リンク:Google Certified Publishing Partner
 
certificatepub

サイトでは認定パートナーの検索も可能で、10月1日の開始時には、日本では adingo(社名変更後:fluct)FourM の2社が選ばれています。

サポートの内容とねらい

パブリッシャー向けに提供されるメニューには、以下のような項目が内容が挙げられています。

・広告設定、実装、A/B テストのサポート
・広告のカスタマイズ
・モバイル、ウェブ、アプリ、レスポンシブ デザインの開発
・コンテンツ フィルタ サービス
・動画向けのプラットフォームと収益化ソリューション

上記の項目や、今回のリリースで「AdSense、DoubleClick for Publishers、DoubleClick Ad Exchange についての豊富な知識と経験を…」と繰り返されているとおり、基本的にはメディアの収益化を手伝うことを目的としています。パブリッシャーにメディア運営から広告収益運用までをすべてお願いするのではなく、マネタイズに強い認定パートナーを斡旋することで、パブリッシャーにはコンテンツの作成や配信といった本来の業務に集中してもらう狙いです。

Googleにとっては、それが結果的に広告枠のあるページ(≒広告在庫)の増加や、広告枠そのものの最適化/多様化メディアの収益増によるGoogleディスプレイネットワークの配信比率の増加(他のネットワークからのリプレイスやSSPによる配分増、メディエーションの優先順位の引き上げ等)を促進し、広告のエコシステムを拡げていくことに繋がります。

今回の取り組みは、広告配信における広告主と広告代理店の関係を、そのままメディアに置き換えれば理解しやすいと思います。広告主−広告代理店によるアカウントの最適化は以前より当然のように行われていますが、メディア側の広告運用の最適化は相対的に情報も少なく、これまで頼れるパートナー企業も決して多くはありませんでした。

RTB や Programmatic という概念が浸透し、メディア運営やマネタイゼーションが注目される中で、広告主ではなくメディアを支援する企業も増えてきています。今回のように認定制度を設置することで、メディアに悪い体験をなるべく増やさずに、効率的に市場を拡大しようとする意図を感じます。

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