Facebookが、アプリ広告における端末データ提供停止を撤回

Facebookは、ゲーム開発会社や広告主の強い反対から、アプリ広告における端末データの提供停止の方針を撤回しました。


リンク:Facebook Dumps Plan To Cut Off Device-Level Data After Advertiser Revolt


Facebookは、今年の5月にアプリ広告からダウンロードされたアプリの起動状況や課金の有無などを確認する端末データの提供を停止する方針を決定しました。Facebookは、この方針を広告主やMobile Measurement Partners(Facebookのモバイルアプリ向け広告サービスでFacebook社が認定しているアプリ広告効果測定ツール)を提供している開発会社へ通知しており、8月20日から実施する予定でした。しかし、広告主やMobile Measurement Partnersからの強い反発を受け、11月4日まで延期されることが先月のVentureBeatで報告されています。


Facebookは、アプリ広告における端末データの価値は小さいとの見解を示しましたが、これをアプリマーケターたちは強く否定しています。


AdExchangerは、「アプリ広告へ数百万ドルを出稿しているSupercellやKabamのようなアプリゲーム会社は、Facebookがアプリ広告における端末データ提供の停止を実施すれば、広告キャンペーンの最適化を困難にする不当な制限になり、またFacebookが推進する”people-based marketing戦略”の中心となるデバイスを跨いだログインユーザーとの関係性をFacebookが奪ってしまうのではないかと懸念を示している」と伝えています。


結果として、8月4日火曜日にFacebookは広告主やMobile Measurement Partnersへアプリ広告における端末データの提供を続けることを通知しました。


Facebookは、Marketing Landへのメールで「Facebook広告が、ビジネス目標に対してどれだけ貢献しているかに基づいて評価をして欲しいと思っています。アプリ広告における端末データが広告効果を判断するために最も有効な方法とは考えていませんが、広告主が広告効果の指標としてこの情報を重視していることから、Mobile Measurement Partnersを通じてアプリ広告における端末データ受信できるように提供を続けます」と書いています。


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アプリ広告において、初回起動や課金状況などは運用では重要な指標になります。今回、アプリ広告における端末データ提供停止の方針が実施されれば、広告主やMobile Measurement Partnersにとっては大きな方針転換になったと想像できます。しかし、Facebookがアプリ広告における端末データ提供を継続する方針を示したことは、現在のアプリ広告の状況を考慮するとFacebook、広告主、Mobile Measurement Partnersにとって最善の選択肢だったと思います。
今年のFacebook Developer ConferenceでFacebook Analytics for Appsが発表されたように、Facebookはアプリへの注力を始めていることから、今後アプリ広告関連の情報はさらにアップデートされると思いますので、注視していきたいと思います。

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