Facebook広告のCTRが前年同期比で99%アップ ─米AdobeのQ2レポートから

米AdobeがQ2のソーシャルインテリジェンスレポートを発表しました。

リンク:Social Intelligence Report / Adobe Digital Index Q2 2015

リンク:ADI: Companies That Didn’t Update For Mobile Paying Price

ソーシャルメディアの利用状況

ソーシャルメディアユーザーの93%が少なくとも週に一度はログインするという結果が出ておりますが、中でもFacebookは78%のユーザーが定期的にログインしているようで、ユーザー定着率という点では圧倒的です。

デバイスやサイトによってアクセス(ログイン)状況は異なり、

・スマートフォン指向の強いサイト  :Snapchat、Instergram、Twitter
・デスクトップ指向の強いサイト   :LinkedIn、YouTube、Google+
・両デバイスからアクセスされるサイト:Facebook、Pinterest

となっています。

レポートでは、YouTubeユーザーはデスクトップ利用が27%、モバイル利用が13%で、Instagramではデスクトップ利用が21%、モバイル利用は4%となり、YouTubeよりモバイル比率が高いという結果が出ています。

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Facebook広告のCPCとCTR

本記事のタイトルにも採用しておりますが、Facebookのクリック率は前年比で99%増加した結果になりました。

Adobeは本調査の結果から、「Facebook広告がより効果的になっていることを発見しました。過去1年間でクリック単価は変わっていませんが、クリック率が急激に伸びているからです」とコメントしています。

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また、GoogleディスプレイネットワークとFacebookを比較する項目があり、Facebook広告のCTRが99%伸びているのに対してGoogleディスプレイネットワーク(YoutTubeやその他掲載面)は+24%に留まったようです。

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AdobeデジタルインデックスのTamara Gaffney氏は、Facebookはリーチが減少しているにも関わらず広告プラットフォームとして成長している理由を以下のように説明しています。

“Back in the day, Facebook put four display ads on a page and one day reduced it to two, recognizing that its mobile user base didn’t want to be looking at so many ads. Additionally, the company began to show ads within the newsfeed as well, further optimizing for the mobile user. These were both very radical changes that threw marketers off. Essentially, decreasing the number of ads on a page reduced the total number of impressions served, but the trade-off has been an increase in engagement.”
“当時、Facebookは右側広告枠に4つの広告を表示させたが、ユーザーは多くの広告が表示されるのを望んでいなかったことを認識し、翌日には表示数を2に半減させ、モバイルユーザーに最適化させた形でニュースフィードへの広告表示も開始させた。これはマーケティング担当者とユーザー両者にとって非常に大きな変化となり、結果的にインプレッションの合計数は減少したが、エンゲージメントの増加とトレードオフになった。”

上記コメントの通り、インプレッション数は前年比で47%減少していますが、クリック数が12%伸びています。

投稿タイプ別のエンゲージメント率

リンク投稿が前年比で20%エンゲージメント率を増加させ、写真・動画投稿はダウンしています。写真の投稿は1ポイントダウンしているものの、リンク・動画投稿より2倍以上のエンゲージメント率をマークしています。

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動画ストリーミングアプリの台頭

レポートの中ではFacebookやYouTubeだけが動画プラットフォームにおける優位性を持っているわけではないとし、ストリーミング配信を行う Meerkat(ミーアキャット)Periscope(ペリスコープ) も頭角を現してきている、と伝えています。

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トラフィックの参照元の変化

一般的に、多くのモバイルユーザーはメインの用途が SNS利用 < 検索 であることは変わりませんが、昨年よりソーシャルメディア利用の比重が大きくなっています。

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リファラー別の売上/訪問

1訪問あたりの売上額を見ると、2015年のQ2では最も高いのがFacebook、次いでTwitter、Pinterest、Redditの順に並んでいます。昨年同期比で売上/訪問が減少したのがFacebook(-17%)Pinterest(-25%)で、増加させたのがTwitter(+63%)Reddit(+80%)となっています。

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本調査は、5,000億以上のFacebook上における投稿の表示回数、5,250億以上のGoogle・Yahoo!・Bingの広告の表示回数、800万以上のソーシャルストリーミングアプリのデータを含む2014年、2015年の5,000以上のブランドサイトの消費者データに基づいています。

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前回の記事 でもFacebookの動画コンテンツに関する外部レポートをご紹介しましたが、最近はどの関連記事を読んでもYouTubeとの比較が目立ちます。ユーザーのモチベーションの違い、プラットフォームの特性の違いを理解した上で最適なコンテンツを配信することが今後ますます重要になっていくと感じます。

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