Criteoの2014年度業績および2015年のアウトルックと考察

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2月20日(金)にCriteoの2015年度事業戦略説明会が開催されたので参加してきました。当日の概要をレポートします。


まず、CRITEO株式会社 代表取締役 兼 アジア太平洋地域統括である上野正博氏から事業概況について説明があった。

2014年度の概況

2014年度の売上は7億4500万ユーロ(1006億円:1ユーロ135円換算)で全体としての前年比は68%。アジア太平洋地区は前年比80.3%で大きく伸長。

掲載先のパートナーであるパブリッシャーは9000以上、国・地域は130を超え、広告主も7190社で、90%以上の継続率。2014年度だけで既存の5000社から2000社以上増加。取引先の数が増えたと同時に、特に上半期に、モバイル(モバイルブラウザ向け、アプリ向け)など新しいプロダクトラインアップやエンジンのアルゴリズムの改良・再開発を実施した結果、既存の5000社の広告主の予算が増えているとのこと。

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2015年度の見通し

2015年度に関しては、掲載パートナーへ支払うトラフィック獲得コストを除いた実質売上高は4億3300万ユーロ 〜4億4000万ユーロ(585億円〜599億円)と予想。前年の3億400万ユーロから42%〜45%程度の成長を見込んでいることになる。

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こちらの売上を実現するためには、まず第一に、未進出の地域に参入する。現在、拠点は世界で23箇所。従業員数は1300を超えた。アジア太平洋地域では14の国と地域に展開している。日本は東京(アジア太平洋地域本社)に加え、昨年9月に大阪に開設し、名古屋から西の地域のビジネスを担当している。

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第二に、エンジンの改良も推進している。クリックする可能性が高い消費者を予測するクリック率(CTR)重視の最適化アルゴリズムだったが、2014年はコンバージョン率(CVR)重視の最適化にシフトし、購入の可能性が高い消費者を予測するようになった。

そして、2015年は購入金額が高い消費者を予測し、広告費を傾斜させるCOS(Cost of Sales)重視の最適化アルゴリズムを実装した。ある世界的なホテル予約サービスプロバイダーにおいてはROIが2倍以上改善されたという結果も出ている。

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第三に、マルチチャネル、クロスデバイスを推進する。マルチチャネルに関しては旧来のPCブラウザからスマホ、タブレットのブラウザからモバイルアプリに展開。ネイティブアドに関してはFacebookなどソーシャルネットワーク等に配信している。

また、今年、メール広告配信も加える予定。クロスデバイスについては、マルチデバイスユーザーは急増しており、一人あたりのデバイス保有数はアジアが最も高い。全世界でも2017年にはインターネットユーザ一人あたり5台のデバイスを保有するようになるとしている。

同社のクロスデバイス配信機能については「開発を進めており、実現できるようになると、透明性をもって、消費者がどういう経路で、どのようにコンバージョンに至ったのかが、マーケターはさらに明確にわかるようになる」としている。

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