アトリビューション、ワンスモア

Rising arrows and graphs

突然ですがアトリビューション分析、取り組んでますでしょうか?

日本でアトリビューションが語られ始めたのは2007年頃になりますので、それから考えると早7-8年経っていることになります。

私が所属する会社では一応サービスとして取り組んでいますので、分析もやってきましたし、アトリビューション分析/マネジメントをできる体制構築のお手伝いもそれなりの数を担当させていただいたと思います。

オンライン施策のみを対象にしたものからスタートしましたが、ここ数年はオフライン施策を含めてのアトリビューション分析も増えてきました。また、パブリッシャーさんが自社広告施策の評価をしたいという観点から分析を実施したケースもありますし、アーンドメディアのアトリビューションを評価する「パワーコンテンツ連動型アトリビューション・マネジメントプロジェクト」なども参加したりしました。

2007年頃はまだまだ日本では大幅に浸透が遅れていた第三者配信環境も、今となっては選択肢も増えました。第三者配信環境を受け入れるsell-sideも増え、分析に必要なコンバージョンパスデータが取得できるようになったことを含め、必要な環境は揃ってはきています。

幸いなことにコンスタントに分析業務はさせていただいていますが、やはり実施できているところは実施し続ける、そうでないところは全く取り組めていない。そんな感じです。まだまだ検討段階から抜け出せていない会社は多いと思います。無論、必要ない商材の場合も多くありますので、すべての組織に向いているわけではありません。また、アトリビューション分析の結果は当然ですが完璧なものではなく、あくまでの一つの見方や指針の一助になるものを提供するだけです。

ただ、マーケティングで実施すべき施策はどんどん増え、今後も増え続けるでしょう。点在したオーディエンスにリーチすべく、さまざまな施策を並行して実施しマーケティングの目的を達成していくことが必要です。当然人的リソース、ノウハウ、予算も有限であるケースがほとんどでしょうから、優先順位をもって取り組む必要があります。結局のところ、全体の健康診断をして、この優先順位を決めて改善を進めていきましょう、ということなのだと考えています。

で、健康診断といっても、2日間の人間ドックもあれば、町医者で聴診器を当ててもらう、簡易キットで自分で診断するというレベルまでいろいろあると思うんです。

私はシンプルな人間なので、どんなことでもスモール・スタートが相性がいいタイプです。小さな成功体験を積み重ねていく。そうすればノウハウも自信もついていきますし、そのプロセスの中で新しい発見や学びも見出せます。

では、アトリビューション分野でのスモール・スタートってなんでしょうね?そもそもが各社各様なので、これと決まったものはありません。よく言われるのがビュースルーまでは一足飛びにいかなくてもクリックスルーのみで分析するなどですが、もっとシンプルに、貢献度のスコアリングまでやらなくても、直接・間接効果が両方とも見受けられない施策・キーワード・プレースメントを洗い出して、その分の予算を効果のあるものに段階的に寄せて変化があるかを実験するだけでも十分かと思います。広告効果測定ツールを活用していればすぐにでもできますね。個人的にはGoogle Analyticsのマルチチャネルレポートを見直して研究しているところです。

スモール・スタート、皆さんどうでしょう?すぐに実施できて、なんらかのインサイトを得られそうな取り組み方法についてはこのUnyoo.jpでも取り上げていきたいと思っています。

きっと何かの発見があると思います。あることを願います。

ということでトリビアルではありますが、かの有名なカーペンターズの名曲「イエスタデイ・ワンスモア」にインスパイアされてタイトルをつけてみました。業界的なリブートを願って。

アトリビューション、ワンスモア。

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